2006年01月24日
外相演説 「過去こだわりすぎず」 対中、成熟した関係強調
麻生太郎外相は20日午後、衆参両院の本会議で外交演説を行った。外相は小泉純一郎首相の靖国神社参拝に対して反発を続けている中国について、「中国の人々の過去をめぐる心情を重く受け止める」との考えを示すとともに「中国の人々に対しては、過去の問題にこだわりすぎることなく、冷静に大局を見据え、共に成熟した友人として切磋琢磨(せっさたくま)する関係」を築いていく必要があるとの考えを強調した。
≪外交演説の要旨≫
【日米関係】米国との関係はわが国外交の要。「世界の中の日米同盟」を強化していく。在日米軍再編は日米安保体制の信頼性を高めるための重要な取り組みだ。昨年10月の中間報告を踏まえ、実施日程を含む具体的計画について米側と協議していく。その際沖縄県をはじめ地元の負担軽減に最大限努めなければならない。
【近隣諸国との関係】日中関係の発展は基本方針の一つ。日本人は、中国の人々の過去をめぐる心情を重く受け止め、中国の人々に対しては、過去の問題にこだわりすぎることなく、冷静に大局を見据え、共に成熟した友人として切磋琢磨(せっさたくま)する関係を築くことを呼び掛けたい。韓国の人々の過去をめぐる心情を重く受け止め、人道的観点から過去に起因する諸問題に真摯(しんし)に対応していきたい。
北朝鮮をめぐっては、日朝平壌宣言に従い、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を解決し、過去を清算することにより、国交正常化を目指すのがわが国の方針だ。拉致問題を含む諸懸案の包括的解決なくして国交正常化はない。先の日朝政府間協議で一致した並行協議を早期に始め、対話と圧力の考えの下、誠意ある対応を北朝鮮から引き出す。6カ国協議を通じ、核問題の平和的解決を目指す。
【国連の機能強化のための改革推進】安全保障理事会改革が第2段階へ入った今年、改革へ向けこれまでの成果と課題を踏まえG4(日本、ドイツ、インド、ブラジル)の間での信頼関係を維持しつつ、米国と協議を進めていく。国連分担率を地位と責任に応じたものとするよう国連行財政改革にも取り組む。
【ODAの戦略的・総合的・機動的な活用】政府開発援助(ODA)を戦略的・総合的・機動的に活用し、2国間関係や国際環境を改善していく必要がある。首相の指導の下、外相が中心となって援助を実施する今の態勢をさらに強化する。
【2006/01/21 東京朝刊から】
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>日中関係の発展は基本方針の一つ
とは言うけれど影で着々と何かを企んでいる様子・・・。
ヤマハの事件といい、東シナ海の緊張といい。
そして手を組んでいるのかしらないけど
同じくヤマハの輸出先にあった韓国。
あと朝鮮総連が自衛隊機密を知っていたこと。
よくないことがライブドアに隠れていろいろ起こってます。
私ら一般市民はこれらの問題に対処するにはどうしたらいいのか??
っていうよりあまりにも周囲に危機感がなさすぎる。
沿岸地域では「国民保護法」なるものもいつのまにか出来初めているこの現実に
もう少し目を向けるべきではないでしょうか?